中学校高等学校
創立記念講演会
令和6年10月9日(水) 40周年記念館
学園創立64周年記念講演会が中学高校の全校生徒が参加し実施されました。
TBSアナウンサー南波雅俊氏を講師としてお招きし「アナウンサーとメディアの仕事+未知の可能性への挑戦」という演題で講演をしていただきました。南波氏は姉妹校である國學院大學久我山高等学校野球部出身ということで、高校生時代には本校に練習試合をしに来たという縁もあり、今回の講演を引き受けて下さいました。
講演ではまず、自身がなぜアナウンサーを志すようになったのか、NHKに入社後にどのような経験を経てTBSに入社し、現在に至るのかという経歴を話して下さいました。その中で南波氏は、高校時代の野球部の経験がスポーツ実況の反復練習に役立ち「毎日、同じ事を繰り返し徹底することで技術は習得できる。地味なことを継続することが大切」ということを強く生徒たちに述べていました。
また、NHKに入局直後は、やりたかったスポーツ実況の仕事だけでなく、希望以外の仕事も多くあったが、それこそがTBS転職後にとても役に立ったという経験をもとに「自分が興味を持っていないことでも一生懸命にやることが大切だ」ということも強調していました。
次に「未知の可能性」というテーマでは、TBSに入社直後、チャーハンを作りながらB’zの曲を歌うという「当時は、自分でも意味が分からなかった」という仕事をしたものの、それを見ていた別のディレクターの目にとまり、以降、様々な番組でモノマネを披露するようになった。そして、ついに代々木体育館で、1万人の前で歌を歌うことになったという話をして下さいました。「どんなことでも懸命にやると思いがけない可能性が見つかるかもしれない。相手の想像を超えるように工夫を積み重ねることが大切だ」という点を生徒たちに伝えていました。スポーツ、報道、バラエティとジャンルが異なるものであっても、向き合い方を変えず、懸命に取り組むことで、可能性は広がると語られました。
その後の質疑応答では生徒たちから様々な質問が出てきましたが、南波氏は一つ一つの質問に真摯に向き合い、回答してくれました。
最後は、生徒たちのリクエストにも応えていただき、南波氏の代名詞ともなったB’zの曲を生徒の前で熱唱、会場は大いに盛り上がりました。生徒たちは南波氏の興味深い話に集中して耳を傾けており、充実した創立記念講演会となりました。