学校長挨拶

生徒一人ひとりが輝いてほしい

本校の教育は國學院大學の建学の精神を自らの建学の精神としています。「国体の講明」「徳性の涵養」、つまり「我が国の歴史や文化・伝統をよく理解し、道徳心を養い、立派な日本人になる」ということが建学の精神となっています。それを具体的に表したものが「たくましく 直く 明るく さわやかに」という校訓です。この校訓を理想の生徒像として教育を行っています。さらに挨拶がしっかりできる、時間を守る、身の回りの整理整頓ができる、掃除等が自主的にできる、服装や頭髪を正しく整える、社会や家庭、学校などのルールをしっかり守る等を実践する事で更に他人への思いやり、気遣い、心配り等、「人としての力」が養われていくのです。

本気で青春

私の高校時代、本校初代校長でもある佐々木周二先生の「鍛える教育」という教えにより、「自らを鍛える」「常に自分を厳しい場所に置く」という考え方に変わり、何事にも「本気」の取り組みによって、「真の文武両道」を貫く事ができました。本気になると心構えが変わります。考え方が変わり、行動を起こす、そしてそれがいつしか習慣となり結果につながる。その事でその人の運命が変わり、人間(魂)が変わります。自分の能力に線を引いたり、限界を作ったりしないで下さい。学習や学校行事、基本的生活習慣を通して、人は成長します。「進路実現」や「全国大会出場」は目標であって、目的は「人格形成」、人を育てる事です。

 

「その場所が國栃(ココ)にあります」

                               國學院大學栃木中学・高等学校長 實 島 範 朗