2024 上海国際研修（2）

上海国際研修（２）2日目　杭州   令和6年12月24日（火）

研修2日目は、上海から貸し切りバスで杭州へ向かいました。

杭州は人口1000万人を越す大都市です。アリババの本社があることからも、近年、IT化と経済発展が著しい都市であり、自動車保有台数の増加とともに交通渋滞が大きな社会問題としてとり上げられています。公共交通機関の利用促進、道路のスマート化、自動車産業への規制など、様々な対策が講じられており、今後ますます発展が期待できる都市です。現在では、アリババとの協力によりAIを活用したスマートな交通規制に取り組んでいるようです。また、交通状況の課題と共に大気汚染問題にも取り組んでいて、自動車のEV化が進んでいることも注目に値します。都市開発の視点で見ると大変興味深く、生徒たちにとっても大いに勉強になる都市のひとつです。

私たちは、まず、西湖を訪問しました。西湖は「杭州西湖の文化的景観」が評価され、2011年に世界遺産に登録されました。湖沿いの美しい風情ある景観に多くの観光客が魅了されていました。

西湖遊覧後、南宋時代の街並みを再現した「河坊街」を訪問し、散策とともに自由昼食を楽しみました。お土産の購入や食べ歩きなど、班別にさまざまな異文化理解を深めることができました。

その後、歴史的建造物「六和塔」を見学しました。六和塔は仏教文化を代表する史跡で、970年（北宋時代）に建てられた中国に現存する保存状態のよい古代塔です。13層構造になっており、最上部まで頑張って登ることができました。

交通渋滞のため、やや遅めのホテル着となりましたが、本日も無事、研修を終えることができました。本日の国際研修の舞台である杭州は美しい古都で、中国の代表的な大河川長江のデルタ地帯の巨大都市です。発展著しい都市と古都の魅力を堪能できた研修を通して生徒たちの視野も広がったことと思います。